新大分土地 代表取締役社長 阿南 勝啓氏
挑戦するwazawazaプロジェクト
新大分土地は昨年創立70周年を迎えた。
経営方針『みんなのちからが会社の力』は、社員だけでなくお客さまや協力会社など同社を支えるすべての人たちの力が同社の力という意味と、同社はその人たちのための会社であるという思いを込めたもの。「ビルのリノベーションにしても、設計や工事、メンテナンスなどたくさんの人と協働することではじめて快適で魅力ある空間ができ上がります。そしてそのビルをすてきに使いこなすお客さまによってビルは新たな価値をもってよみがえるのです。このように当社を支えてくださるすべての人のために、今後もできることを少しずつ実践していきたい」と阿南社長。
同社が2年越しで進めてきたガレリア竹町のリノベーションビルが2月、完成する。「大分市中心部の元気がないと言われる中で、それに輪を掛けるような景気後退。事業を進める不安はありましたが、中心部で仕事場や自分の店を開きたいと夢を持って当社を訪れる人たちの存在が事業推進の原動力となりました。その人たちに魅力を感じてもらえる受け皿を提供すること、これが私たちの使命だと思っています」。
築後40年になる同ビルの名は『wazawaza(ワザワザ)』。「この場所で頑張る人たちの『技』が光り、仕事の『業』が冴える場所という思いを込めています。ついでに寄るのではなく、ここにわざわざ通う“通い甲斐”が生まれれば」と期待する。長い間空き店舗であった同ビルだが、商店街に広い間口を持っており、静かな裏通りにも面している。「1階に商店街と裏通りを結ぶ路地を設け、南側には大きな樹木を植えて街中に居ながら緑や季節を感じられる心地いい空間を造ります。1・2階は路地と緑のある店舗、3階はシャワールームやキッチンを備えたパーソナルオフィス、4階はテラスのある店舗です」。
『wazawaza』は、2月完成予定で現在入居者募集中。「ビルの価値を決めるのは、ビルの構えや新しさではなく、入居者が満足して繁盛していること。やる気のある入居者を応援したいとの思いから敷金はゼロにしました。入居者には初期投資を抑えた分、店の魅力づくりに力を注いでもらって、ビルから街へ、夢と元気を一緒になって発信してほしい」。
「苦しい時こそ企業は高い志を持ち、挑戦していかなくては。儲けよりもお客さまの感動や喜びを大切にする。この姿勢がきっと街を元気にしていくはずです」と阿南社長は強調する。不況であれ、時代がどうであれ、中心市街地活性化が求められる今こそ、wazawazaは挑戦に打って出る。
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