新土地(シントチ)

SHINOITATOCHI.CO.,LTD.

TOPTAKENISHI TERRACE弥生たかはし

弥生たかはし
弥生たかはし

大分市中央町3丁目6-12 TAKENISHI TERRACE
営業時間:11:00~18:00
定休日:日曜日
tel:090-6285-5604
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佐伯市弥生で長年愛され続ける惣菜・仕出しの『たかはし』のコロッケをメインに、おむすびやコロッケカレーなどの手づくり惣菜やお弁当を販売するお店。

家業の味と想いを広めるため
ものづくりから店づくりへ

佐伯市にある仕出し・総菜の『たかはし』は昭和56年創業。初代が出身地・長崎の卓袱料理に思いを馳せながらつくった総菜の数々は、40年近くたった今でも地元で親しまれている。なかでも国産食材にこだわり、玉ねぎをたっぷりつかったやさしい甘みのあるコロッケは年間およそ30万個を売り上げる看板商品。その味を、魅力を、もっとたくさんの人に知ってほしい。そんな想いで立ち上がったのが『弥生たかはし TAKENISHI TERRACE』の代表・髙橋 由香さんだった。

ファッションが好きな由香さんは、もともとアパレルの世界にいた。製靴を学べる英国Cordwainers Collegeへ入学、4年間ロンドンに滞在したのち帰国後は東京で靴職人として働いていた。その後、結婚を機に地元・佐伯に帰郷。高校時代から付き合いのあったご主人が現在『たかはし』の代表取締役・史也さんだ。佐伯に戻ってからは、材料の調達などの問題から靴づくりは難しくなってしまったが、妊娠や出産に伴う自身の身体の変化により自然素材を意識したプロダクトを友人と立ち上げ、制作に携わっていくこととなる。
その傍ら、『たかはし』の商談会やデパートでの催事に同行し、ご主人の手伝いもするように。長年地域に親しまれてきた『たかはし』の素朴さを活かしつつ、ブランドを整えロゴを一新。次第に「地元だけではもったいない。『たかはし』をもっと盛り立てたい!」という想いが強くなっていった。そんな由香さんの背中を押したのがTAKENISHI TERRACEへの出店の話。空間、雰囲気、担当者の人柄…状況もタイミングもすべてが新たな一歩を踏み出すのにベストだと感じ、出店を決意した。店は『たかはし』の総菜をあつかうものの、フランチャイズではなくあくまでも由香さんの個人事業として運営。エコに配慮した容器や盛り付けなど佐伯とは違う購買層を意識している。とはいえ根底を支えるのは、手づくりの総菜をなるべく安く提供し、美味しく食べてもらえることがなによりの喜び、という温かく家庭的な「たかはしイズム」。「それを大事にしながら、ここで、私だからできることを形にしていきたい」と由香さん。その足取りはフィットする新しい靴を手に入れた時のように、ウキウキと軽やかだ。

オーナー
髙橋 由香さんYuka Takahashi